【3Dプリンターミュージアム展示紹介】デザイン系学生が開発した登山支援デバイス"Geoph"
どもー京都担当中島です!!
暇なので、連投です。笑
今度は京都工芸繊維大学のデザイン系学生 三田地博史さん(現在は卒業)の修士制作、
登山支援デバイス「Geoph 」の紹介ですー!
正直、こちらのデバイスは話題になりすぎていて、
Make: Japan | GPSと連動しLEDで道が示される登山用立体地形図
を筆頭にさまざまな記事で取り上げられていますので、ぜひ「Geoph」で調べて下さい〜笑
とにかくこの制作がすごいのは、学生プロダクトデザイナーがコンセプト、外装のデザインはもちろんのこと、プロトタイプの機能面を司る内蔵基盤や、システムまでほとんど1人で作成していることです。
おそらく、今後のプロダクトデザインの主流になっていくであろう、デザインエンジニアリングを学生のうちに、しかも独学で実現してしまう三田地さんには今後期待大ですね!次はどんなプロダクトを制作されるのか楽しみでなりません。
では、今回はこれまでー
【3Dプリンターミュージアム展示紹介】デジタルファブリケーションツールを活用して生産を行うトイカメラレンズ"FAB-LENS"展示中
こんにちはー!京都担当中島です〜
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
自分は今、東京に来ております!東京暑いですね…京都の方が涼しくてびっくり!!
さて、3Dプリンターミュージアムは終わってしまいましたが、今更ながら展示物の紹介をしていきます。笑
まずは、YOKOITOの自社製品でもある「FAB-LENS」の展示についてですー
※「FAB-LENS」は3Dプリンター・レーザーカッターなどのデジタルファブリケーションツールを活用し生産を行う、レンズ取り付け式カメラ向けのトイカメラレンズです。
「FAB-LENS」はデジタルものづくりの情報サイトfabcrossさんなどさまざまな情報サイトに取り上げていただきましたので、ご存知の方も少なくないかと思います。
(以下fabbcross掲載記事)
また、詳細はUn-industrial (非産業化)掲載の開発担当 高松による以下の記事にあります!
というわけで、今回は実際の展示の様子のみです。笑
カラーバリュエーションが品切れしてるので、地味ですね…
次回展示するときまでには、しっかりカラフルなパーツを3Dプリントしておきます!
ちなみに「FAB-LENS」次の展開に向けて着々と準備が進んでおりますよー
まずは、価格とオリジナルレンズからになるかな…?
乞うご期待!!
では、またー
【ミニファブトーク】について
こんばんは。京都担当の中島ですー!
2週間続いた「3Dプリンターミュージアム(3D PRINTER MUSEUM)」、無事終了いたしました!!
ご来場いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
(ミュージアムについてのまとめは、また改めて書かせていただきます。展示紹介も終わってしまいましたがぼちぼち書きますよー)
今回は、自分が企画した【ミニファブトーク】について書こうと思います。
※【ミニファブトーク】は「3Dプリンターミュージアム」の会期中に行った、「デジタルなものづくり」がテーマの連続ミニトーク企画です。
○実施したトーク一覧
総勢12名の女子大生・大学教員・デザイナー・エンジニア・Fablab関係者など様々なバックボーンを持たれている方々が、研究者・プロフェッショナル・二枚目の名刺・趣味とそれぞれの立場で自分の実践する「デジタルなものづくり」についてお話いただきました!
テクニカルな話から、遠隔でのプロダクト開発、ものづくり教育の話など多岐にわたる内容の話でしたが、全て実例ベースでお話されており、絶対になかなか聞けない非常に価値ある内容でした!
○この企画の狙い
実は、この企画は関西圏で「デジタルなものづくり」の実例とそれを行う人々をアーカイブし、全国に紹介することが目的なんですー
なので、なんと!!
すべてのトークはYoutubeを通して配信予定です!!!
(一部編集の上配信。配信開始は今月末から9月ごろ予定)
まさに昨日、FabCafeを運営するロフトワークさんのFAB機能を持つクリエーター向けコワーキングスペース「GOJO GRAFFITI | MTRL KYOTO」が発表になりましたが、関西、特に京都では今まさにFABな動きが盛り上がりつつあります。
そんな中で、この【ミニファブトーク】通して実例が共有され、また様々人々がつながることで「デジタルなものづくり」が広がっていくんじゃないかと考えているのです。
今後も各所と連携しつつ、このアーカイブを進めてい期待と思っておりますー!
見せ方など、なかなか苦労しておりますので、ご協力いただける方募集中ですよ。笑
何かあれば、yutaro.nakajia@yokoito.co.jpまで!
やっぱりブログは難しいですが、試行錯誤しながら書いていきます〜
では、また!!
【3Dプリンターミュージアム展示紹介】日本未発売の高性能パーソナル3Dプリンター"MOMENT" 稼働実機展示中ー!
こんにちはー京都/3Dプリンター担当の中島ですー!
これから、8/9まで開催中の【3D PRINTER MUSEUM】の展示の紹介を行っていきますー
まず初めは、何と言っても今回の展示の目玉、
3Dプリンター MOMENTについてです!
こちらはMOMENT社製3Dプリンターの日本総代理店であるAAA Corporationさんのご協力によりデモ機をレンタルさせていただきました。
こちらの3Dプリンター西日本で実機展示しているのは、おそらくこの3Dプリンターミュージアムだけ!(8/6現在)
実機の写真がこれ!
なんだかとてもコンパクトかつスタイリッシュですねー
サイズは300mm×360mm×348mmと非常にコンパクトで完全にデスクトップなサイズです。
しかし、コンパクトな筐体サイズに対してはかなり大きい145mm×145mm×160mmというプリント面積を誇ります。
デスクトップ3Dプリンターとしては最高級の性能を誇ります
こちらの写真に写ってるお城は箱から出したまま付属のSDに入っていたスライスデータをそのまま出しました。(写真はプリント直後)
完全に水平で支えなしの部分もありますが、なんとこれサポート材無しでプリントされています。
こちらの鬼も制御ソフトである"Simplify3D"にデフォルトで入っている設定値ほぼそのまま(速さだけ40mm/s程度に落としました)でプリントしました。
それでこのクオリティー!驚きです。
実際に3Dプリンターミュージアムに来て"MOMENT"の凄さを体感してください!!
今回は展示の紹介なのでこれまでにして、また改めて詳細な記事は書きますが、本気でYOKOITOでも次期主力機にしようかと検討しているところですー
販売も検討しているので、興味のある方は是非、http://yokoito.inc@yokoito.co.jp までご一報を!
ではではー
3Dプリンターミュージアム開催中!!!
こんにちはー京都担当中島です!
ブログの更新がだいぶ空いてしまいました…
さて、YOKOITOでは8月9日まで京都ものづくり広場"fagora"にて
「3D PRINTER MUSEUM」を開催中です!
なんと入場無料!
日本未発売の3Dプリンターを含めた10機種20台の展示や、
3Dプリンターに関する様々な解説展示・体験教室も併催しておりますので、
ぜひご参加くださいー
展示の詳細などもこれから書いていきますので、乞うご期待!!
ぱぱっと更新でした。笑
YOKOITOオリジナル製品『FAB-LENS(ファブレンズ)』発売!
こんにちは。広報の上森です。
「アイデアをカタチに」をテーマに小規模生産プロダクトに取り組む、
株式会社YOKOITOは、この5月より、
3Dプリンターによって製造されたレンズ交換式カメラ用レンズキット
『FAB-LENS(ファブレンズ)』の発売をインターネット上にて開始いたしました。
レンズやマウントをユニット化することで
誰でも簡単にレンズや絞りの追加・交換が可能になり、
組み合わせによって様々な写り方を楽しめるようにした
今までにないレンズキットです。
こちらの『FAB-LENS』は、
YOKOITO運営の京都のものづくりスペース「fagora」で生まれた
原案者の鈴木雄貴さん、
グラフィックデザインを担当した深地宏昌さんと
YOKOITOの共同開発製品です。
この『FAB-LENS』の特徴は4つ。
◎初めてFDM式3Dプリンターで製造されたカメラ用レンズ製品
小規模生産のためにデジタルファブリケーション技術を活用し、本体はカメラレンズ製品として初めてFDM式3Dプリンターで製造、絞りや外箱はレーザーカッターで製造されています。
◎モジュールを自由に組み替えて様々な写りのレンズを作ることが可能
フードやマウント、絞りなどを様々な形や色に変えることができるので、遊び心に満ちた写りや外見を作り上げることができます。
◎レンズ本体はオープンソースとしてデータがすべて公開されているので、家庭の3Dプリンターで出力も可能
データは全てインターネット上に公開されているため、家庭にある3Dプリンターでもカスタマイズ用のパーツを製作し自由に組み替えたり、他のユーザーに向けて公開することができます。
データはこちらのページにて公開しております。
◎今後も継続して追加モジュールを発売
今後も様々なカタチのレンズユニットやカタチ・素材の異なる絞りを追加していき、一つのオープンソースレンズシステムとして展開していきます。
ということで、
このYOKOITO発オリジナル製品『FAB-LENS』をひっさげて、
5月16日、17日に東京ビッグサイトにて行われます、
デザインフェスタVol.41に出展いたします。
また同じブースにて、
京都の芸大生による作品も共同出展いたします。
現在のところ、
直接 『FAB-LENS』が購入できるのはこのデザインフェスタだけですので、
皆様ぜひ足を運んでくださいませ!
よろしくお願いいたします!
楽しく作戦会議してます。【関西3Dプリンター研究会第四回 レポートその2】
どうも!広報担当の上森です。
先日行われた『関西3Dプリンター活用研究会 第四回』の内容をお届けいたします。
今回からカッチリとした”研究会”という形ではなく、
どちらかというと”飲み会”としてゆるーく開催されていくこととなったこの会。
まずは乾杯をして、
早速3Dプリンターのお話が始まったかと思うと、
日本のものづくり全般のお話、
各参加者の方々のお仕事のお話、
そしてまた3Dプリンターのお話に戻る、
といったように、
お酒やおつまみが進むに連れて話題もコロコロと変わってゆきます。
そんな中皆さんが注目したのはこちら、
こちらはFDM方式の3Dプリンター"ATOM"を使って銅フィラメントで出力された、
女性の胸像です。
fagoraにディスプレイしてあったこちらから、
思わぬビジネスのアイデアが飛び出しました。
その前に。そもそも銅フィラメントってどうなの?
こちらの素材は”コッパーフィラメント”。
銅の成分が入った金属フィラメントの一種です。
「金属」と聞くと、
丈夫そうで光沢のあるイメージですが、
あくまでも3Dプリンターに使うための、
銅の成分が入った素材ですから、
これを使えば簡単に金属の製品が作れるというわけではありません。
まずは強度。
プリント物を出力する際、銅自体が不純物となってしまい、
実は普通のPLA樹脂よりも強度は弱くなってしまいます。
その不純物である銅を焼結してしまえば良いのですが、
そうすると3割も縮こまってしまうという可能性が大きいのです。
そして光沢。
この女性の胸像は光沢が出ていますが、
出力したそのままの状態ではこのようなツヤは出ません。
出力が完了した後に、研磨剤で磨くという作業を経てはじめて、
金属らしい光沢が生まれるのです。
なるほど、3Dプリンターは単なる魔法の道具というわけではなく、
きちんと人の手と知識があってこそ役立つ技術なのですね。
3Dプリンターで出る”味”
この会に初回から参加してくださっている、
西陣織の職人さん中村さんが注目してくださったのは、
この緑青。
つまり錆の部分です。
これは研磨剤で磨いたときに、
銅が酸化することで起こる反応で、
このフィラメント独特のものです。
しかしただの錆ではなく、
どことなく”味”を感じさせる風合いです。
と、
ここでぴーんと来てくださったのが、
中村さんと同じく初回からご参加いただいている、
キュウプロダクツの岡村さんです。
「この味は、企業の社長さんの銅像作ったりするっていうのにはちょうどいいよね。」
確かに。
自分の像を作るとなったら、
今まではとても高価なイメージばかりでしたが、
3Dプリンターを使えば、
安くこうした”味”のある銅像が作れます!
そして「社長」「銅像」と言えば、
すでにYOKOITOの社長、大谷が銅像になっておりました。
21歳にして銅像になった男”大谷太郎”です。
さらに中村さんによりますと、
「西陣織で肖像画を織るということをしてはる職人さんもいてはりますよ。」
とのこと!
さらにさらに岡村さん、
「ゴルフ場回って色んな社長さんにプレゼンして回ったら商売になるんちゃうか!」
と具体的な営業のアイデアまで飛び出しました。
これはいよいよビジネス化かっ!
と思われたところで岡村さんが一言、
「でもこれ外国の人やから彫り深くて綺麗な形になってるけど、
日本人をリアルに再現したらまっ平らで自分としてはあんまり嬉しくない銅像になってしまうかもしれへんね」
確かに。
私もまじまじと自分の頭部を見せられたらヘコむかもしれない(笑)
とまあ、そんなこんななお話やアイデアが、
大きいものから小さなものまでぽこぽこと生まれた楽しい会となりました。
やっぱり人間、ちょっと酔っ払っているときの方が頭が柔らかくなりますね!
この”飲み会”・・”研究会”で生まれたアイデアが形になるのも、
そう遠い未来ではなさそうです。
以上、関西3Dプリンター活用研究会 第四回のレポートでした!