YOKOITOブログ

京都にあるものづくりベンチャー株式会社YOKOITOのブログです。最新のFAB機材の利用レビューや活用事例、YOKOITOの活動・実績紹介、イベント情報などを紹介いたします!!

YOKOITO感謝祭

広報担当の上森です!

 

先日、株式会社YOKOITOは、

京都信用金庫様主催の、

『第2回 京信・地域の起業家大賞』の最優秀賞を受賞させていただきました。

 

その受賞を記念いたしまして、

賞金の100万円を日頃お世話になっている皆様に少しでも還元したいと思い、

3月14日土曜日、

YOKOITOの持つFabスペース”fagora"にて

『YOKOITO感謝祭』というイベントを開催いたしました。

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まず会のはじめに、

YOKOITO立ち上げメンバーであり、

現在fagoraのスペース担当でもある中嶋が挨拶をさせていただきました。

 

そしてなんとちょうどイベントの前日、

つまり3月13日は、

YOKOITO創立一周年記念日でございました!

 

これはまったくの偶然で、

イベントを企画した中嶋本人も忘れていたらしくびっくりしていました。

 

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そんな2つのおめでたいお話しと会社創立の簡単な経緯をプレゼンさせていただいたのち、

 

いよいよ用意していたお酒を解禁し、

本格的にパーティが始まりました。

 

 お料理は、fagoraがあるKYOCAビルに入居されている、

ピッツァ メルカートさん、

京都製パン処 松栄庵さん

からご提供頂きました。

 

ピザは20人前、パンは15人前がどどんと。

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また、お越しいただいた皆様によるご自身の活動のプレゼンタイムが設けられたのですが、

準備してきて頂いた方から飛び入りの方まで、

次々とお話しをしてくださって

絶えることがありませんでした。

 

そしてこの会をもちまして、

2015年3月15日(日)より、

fagoraは”ものづくりコワーキングスペースとしてスペースを開放することを発表させていただきました。

 

毎週土日は一般の方でも自由に出入りしていただけ、

かつfagora内にある様々な道具を用いて気軽にものづくりを楽しんでいただけます!

 

『京都のものづくり広場』として皆様に親しんでいただけるような空間づくりを目指してまいります!

 

また利用時間や料金など、

詳細な情報に関しましては改めて記事を書かせていただきますね。

 

 

YOKOITOはこの2年目の1年間をベンチャー企業としての勝負の年として邁進していく覚悟ですので、

是非さまざまな形で、YOKOITOの新しいものづくりに関わっていただけたら嬉しい限りです。


今後とも株式会社YOKOITOをよろしくお願いいたします!

 

 

「コミュニケーションツールとしての3Dプリンター」 【関西3Dプリンター活用研究会 第2回レポートその2】

今回はご参加いただいた東方さんの3Dプリンターに関するプレゼンをご紹介いたします!

 

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3Dプリンターをフル活用してヨーヨーを作る新しいヨーヨーブランド「Yoyo-Maker」の主催をされています。

 

3DCADの、自分でデータを書いてその形を出現させる事ができるというところに魅力を感じ、モデリングの技術などをシェアしていこうと考えたのだそう。

 

 

【ヨーヨーを3Dプリンターで作る意義】

 

そもそも、3Dプリンターでヨーヨーを作るということの意義とは一体何なのでしょうか?

 

実はヨーヨーブームというものは日本に定期的に訪れており、

その中で”競技ヨーヨー”というジャンルが広まってきているのだそうです。

 

やがてトリック(技)の高度化に伴い、ヨーヨーの形状も変化していき、

現在では金属を切り出した2~3万円相当の物が主流になりつつあるということです。

 

しかしそれと同時に最近は、海外製の安くて高性能なものも出まわるようになり、

東方さんもそれを追いかけていたのだそう。

 

しかししかし!

だったら自分で作ってみるのもありなんじゃないか?

そんなきっかけで3DCADを利用してヨーヨーをモデリングするということを始めたのだそうです。

 

その1『自分の好きな形状や重量を狙って自分だけのヨーヨーをデザインできる』

 

その2『従来の加工技術では困難な造形も割と簡単に可能』

 

その3『既存の部品を組み合わせし、カスタマイズが可能に』

 

そんな意義を見出し、素材や形状を研究を続け、様々なタイプのヨーヨーを製作されています。

 

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元々音楽が好きで音楽のことについて書こうと始めたブログも、

今ではすっかり3Dプリンター事情一色になってしまったのだそう。

 

 

【3Dプリンターの得意なこと苦手なこと】

 

3Dプリンターが活躍するのは、

 

・とりあえずひとつ作ってみる

 

・これあったらいいなを作ってみる

 

・今までにないものを作ってみる

 

・既存の製造方法だとめんどくさそうなものを作ってみる

 

そんな場面だと東方さんは語ります。

 

つまり

 

「やってみたい」

 

そんなアイデアを、速攻で具現化できる。

 

これが3Dプリンターの大きな強みなのです!

 

 

逆に苦手なことは、

 

・すばやい造形

 

・安定した造形

 

・たくさん作る

 

ということがあげられますが、

 

そもそも3Dプリンターを、

そういった精度や効率を求める製造機械として見るのではなく、

 

閃きを具現化するツールとして活用をしていくべき

 

だとおっしゃっていました。

 

頭の中の考えを現実世界に引っ張り出せる。。。

 

そう考えると、物語に出てくる未来の世界がいよいよ近づいてきたような気がしますね。

 

 

【3Dプリンターはコミュニケーションツールである!】

 

東方さんの使用されている3Dプリンターの機種は「atom」。

 

最初はDMM.makeに発注していたそうなのですが、

そのサービスが有名になるにつれ、納期が伸びてきてしまったことをきっかけに、

自分用のプリンターを購入することにしたのだそう。

 

それからさらにヨーヨー作りは加速!

 

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競技用の高度な技が使えるレベルのものが3Dプリンターでも作れるようになり、

やがて自分専用のものだけでなく、

他の競技ヨーヨープレイヤーから依頼されて製作する機会もできてきた東方さん。

 

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このように、

 

ネット上で成果物の情報を発信し続ける。

誰かが気付く

誰かが拡散する

誰かが仲間に加わる。

価値を提供する(世の中から対価を得る)

 

という流れが生まれ、

 

「3Dプリンターはコミュニケーションツールである」

 

という考えに着地したのだそう!

 

ただデータを具現化する機械というだけの解釈ではとどまらない、

3Dプリンターに対する新たな視点を教えて下さいました!

 

プレゼンの様子を書いた東方さんのブログはこちら!

 

関西3Dプリンター研究会 第2回

こんにちは!

 

先日開かれました『関西3Dプリンター研究会 第2回』についてレポート致します。

 

今回はその会に参加してくださった方々についての情報をお届けいたします。

 

ありがたいことに、1ヶ月前に行った第1回にもまして、参加者は15名と大変盛り上がった研究会となりました。

 

お越しいただきましたみなさん、本当に有難うございましたm(_ _)m

 

そんなみなさんにアンケートを取り、

研究会に参加した理由や今されているお仕事などについてお伺いしました。

 

一つ目の質問は、

「あなたのご職業はなんですか?」

 

その内容をチェックしてみると、

 

・会社員

・教員

・工業デザイナー

・インテリアプランナー

・ソフトウェア開発

・寺関係SE

西陣織製造

・ミュージシャン(ブルースハープクロマティックハーモニカプレイヤー)

 

などなど。

非常にバラエティに富んでおりました。

 

3Dプリンターに興味があるのは、

必ずしもクリエイター系の方達ばかりというわけではないようです!

 

次に「この研究会へ来られた理由はお仕事ですか?趣味ですか?」

とお聞き致しました。

 

結果は15人中

「趣味」・・・5人

「仕事」・・・2人

「仕事と趣味」・・・5人

でした。

 

この研究会に来てくださる皆さんはみなさん趣味でという方が多いみたいですね。

「仕事と趣味」と答えた人の中には

 

「3Dプリンターで雑貨が作ってみたい。」

 

「小ロットで作れるからデザイン物に利用したい」

 

という、

趣味から個人単位のビジネスにつなげようという思いから参加してくださっている方もいらっしゃいました。

 

他にも、

 

「普段は仕事で堅苦しいものばかりをデザイン・モデリングしているので自分用に楽しいモデルを作りたい」

 

「新しいシステムのハーモニカで特許を取りたい」

 

「3Dプリンターの応用ビジネスに興味がある」

 

「何から始めたらよいかわからないので情報収集がしたい」

 

などなど、

本当にいろんな考え方をお持ちの方々にお集まりいただけました。

 

 

最後に「現在3Dプリンターをお持ちですか?または購入をお考えですか?その機種はなんですか?」

 

というご質問をさせていただきましたところ、6名の方が持っているとのことでした。

 

Davinch

ATOM

Flashforge Creater Pro

など、

 

参加者のご職業や思いだけでなく、

持っている3Dプリンターの機種も様々でした。

 

 

職業や年齢の垣根なく純粋に3Dプリンターへの興味で集まってくださった皆様に感謝でございます!

 

 

来週は研究会で行われた、

参加者の方による活動のプレゼンについてレポートしたいと思います!